型枠工事のプロフェッショナル|藤本興業

100年暮らせる住まいのお手伝い

藤本興業

事業内容

型枠工事とは

「建設業界において、安全で快適な住まいや施設を整備することは、私たちの暮らしを支えるうえで欠かせない使命です。その中で「型枠解体工事」は、鉄筋コンクリート構造の完成後、建物を形づくっていた型枠を取り外す重要な工程です。
型枠解体工事は、コンクリートが所定の強度に達した後、構造物を傷つけないよう丁寧かつ計画的に型枠を撤去していきます。これにより、建物の最終的な姿が現れ、次の仕上げ工事へとバトンが渡されます。
近年、建設現場では効率化が進んでいますが、型枠解体には今も職人の経験と技術が欠かせません。安全性を確保しつつ、スピーディーかつ確実に作業を行うためには、材料の状態や構造の理解、適切な道具の使い分けが必要です。
型枠解体工事は、単なる片付けではありません。建物の品質を守り、次の工程へとつなぐ「最後の仕上げ」であり、「責任」の仕事です。未来に残る建物の美しさと安全を守るため、私たちは一つひとつの現場に真摯に向き合っています。」

型枠解体工事の流れ

① 作業計画・安全確認

型枠解体工事は、まず作業計画と安全確認から始まります。コンクリートの養生期間や強度試験の結果を確認し、解体しても構造に影響がない状態であることを判断します。
解体作業では、落下物や転倒の危険が伴うため、安全帯やヘルメットの着用はもちろん、作業動線や周囲の状況を事前にチェックします。事前準備の徹底こそが、安全で効率的な作業の第一歩です。

② 支保工・部材の取り外し

コンクリートを支えていた支保工や部材を、上から順に慎重に取り外していきます。この際、無理な力を加えるとコンクリート表面を傷つけたり、構造物にひびを入れたりする恐れがあるため、適切な工具と方法を用いて作業を進めます。
また、部材は再利用できるように状態を確認しながら解体することも多く、材料管理の面でも熟練の判断力が求められます。

③ 型枠パネルの解体

支保工の撤去が終わると、壁や柱、梁に取り付けられていた型枠パネルを順次外していきます。コンクリート面を美しく保つため、こじ開ける位置や力のかけ方を慎重に調整します。
わずかな傷や欠けでも仕上げ作業に影響が出るため、細部まで丁寧に作業を進めることが、建物の品質を守ることにつながります。

④ 搬出・整理整頓

解体した型枠材は、現場の動線を妨げないよう迅速に搬出し、再利用や廃棄の区別を行います。現場を常に整理整頓することで、次の作業工程がスムーズに進むだけでなく、安全面のリスクも軽減されます。
資材の積み下ろしや運搬も、現場全体の効率を左右する重要な仕事です。

⑤ 仕上がり確認・次工程への引き渡し

すべての型枠が撤去されたら、コンクリート表面の状態や構造の精度を確認します。欠けや段差、残留物がないかをチェックし、必要に応じて補修を行ったうえで、左官や内装などの仕上げ工事に引き渡します。
この最終確認こそが、型枠解体工事の集大成であり、建物の完成度を高める重要なプロセスです。

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